皆様こんにちは、Le-Lian aqua🐠 の大野です。
つい先日、Le-Lian aqua🐠にて、
初めての身体拘束適正化委員会を、
第三者の方に評価を依頼して
forestと合同で開催しました。
『身体拘束』と聞くと、
自由に動きまわることが出来ないように、
身体を縛りつけたり、
鍵のついた部屋に閉じ込めるなど、
本人の意思には関係なく、身体の一部を拘束したり、
運動を制限したりすることだと認識しているのですが、
これらは虐待とされていて、
虐待防止の観点からルリアンの中でも、
もちろん禁止しています。
ではなぜ、身体拘束適正化?となるのですが、
ルリアンでは、身体拘束のグレーゾーンを
軽視しないための取り組みとして実施しています。
たとえばですが・・・
お友達や、大人の人とのかかわりの中で発生する、
曖昧なことや、不安や恐怖心のある見通しに対して、
混乱やパニックを起こす児童は少なくなりません。
これらの精神的な負荷が発生した場合に、
そのイラ立ちが自分自身に向かったり、
周りにいるお友達やスタッフに向かったり、
モノを投げたり、壊したりというような形で
表出されることがあります。
「身体拘束は禁止です。」とルール化されていますが、
これらの切迫性のある事例が発生している場合には話は別です。
子どもたちの安全のためにも、
時に空間を物理的に分けることや、
身体に触れて動きを制限する必要がある場面もあるのです。
これらの発生があった時に、
スタッフはどのように子どもたちと向き合い、
対応した後にどのような手立てが必要か、
隔離や身体の動きを制限することが、長期間に渡って発生する場合や、
お子様本人の負荷、不快感が、強くなる場合には、
その状態をそのままにしておくことはできません。
長期化しないために、
発生させないために、必要な機会です。
毎日の児童とのかかわりの中ですので、
なれ合いになり、違和感が違和感に感じなくなってしまったり、
長期化していても、正当化されてしまい、
修正出来ない状態に陥ってしまうことを避けたいなと考えています。
今回は地域の民生委員さんや、
相談支援に従事している専門家に
第三者の評価をいただき、実施しました。
子どもたちの過ごす場所が、安心で安全な場所になるように、
これからも継続して実施していきたいと思います。