こんにちは!
forestの溝淵です🐅
Le-Lianのスタッフは月に1回
松山東雲大学の先生をお招きして
子どもたちの発達の特性や
正しい支援の仕方について
専門的な知識を学ぶ機会を設けています📚✍🏻
何ヶ月か前の研修の際に
「応用行動分析」というワードが出ました
例えば
「遊んだ後に片付けをしたら褒められた」
という場合は片付けをするという行動の後に
褒められるという良いことが起きてますよね
この良いことというのが「強化子」です
逆に
「おもちゃを投げたら怒られた」
という場合は行動の後に嫌なことが起きています
この嫌なことが起きることで
その前の行動(おもちゃを投げる)が
起きにくくなることを「弱化」と言います
ここで重要なのは子どもたちにとって
強化子となることは異なるということです
中には「怒られる」ことが
かまってもらえる、注目してもらえるという
強化子になっていることもあるかもしれません💦
なので望ましい行動を増やすためには
何がその子にとっての強化子となるのか
ということを見極めることが大切です👀!
この研修を受けるなかで
forest🐿の子どもたちにとっての
強化子ってなんだろう…🤔を
forestスタッフみんなで考えてみました
・好きな遊びができる
・注目してもらえる
・しっかりと話を聞いてもらえる
などなど他にもたくさん出たのですが
今までを振り返ってみると
1日のなかで子どもたちひとりひとりと
じっくり関わる時間ってそんなに
取れていないなぁということに気づきました😱
学校がある日は特にです
しかも学年が上がるにつれ下校時間も短くなるので
その分事業所で過ごす時間も限られます😭
そんな中でも子どもたちに目をむけたり
話を聞いたりと私たちなりに
努力しているつもりなのですが
果たして子どもたち自身がそれを
キャッチしてくれているかは分かりません💦
そこでforestスタッフでの話し合いに
出てきたのが「スタッフレンタル」という案です💡
普段から活動の中でノルマをクリアしたり
対戦方式で1番になったりした時に
「選べるチケット」というプレゼントを
設定している日があって
助手席チケットやおやつ10円UPチケットなど
好きなものをみんなが選べるご褒美を用意しています✨
そのラインナップに新しく加わったのが
スタッフレンタルチケットというもので
現場の状況によるのでいつでも
自由に使えるわけではないのですが
「好きなスタッフを1人選んで30分間独り占めできる」
という内容になっています👏🏻
出来ることは特に決めていないので
一緒にボードゲームをしても良いし
ただそばにいておしゃべりをするだけでもOK🙆🏻♀️
過ごし方はみんなに決めてもらいます😊
まず子どもたちにこのチケットが
欲しいかどうかアンケートをとってみると
その場にいたほぼ全員が「欲しい」と
手を挙げていたのにびっくり😳
そして今月、3年生のSくんが
forest初のレンタルチケットを使いました👏👏
Sくんはチケットを手に入れるために
それはもう意欲的に活動に参加してくれましたし
集中力も素晴らしかったんです✨
やりたいことはすぐに決まっていて
「俺んちで一緒にゲームしよ!」でした🎮
お母様にお話をしてみると快く対応してくださり
30分間一緒にお家で過ごしました
forestで見るSくんとは違った一面が
見られたことも嬉しかったですし
なにより帰るギリギリまでずっと
「今日来てくれてありがとう」と
喜んでくれている姿に
スタッフレンタルチケット制度を
やってみて良かったと思いました☺️
たまーに「終わりたくない」
「帰りたくない」の言葉が出るSくんですが
この日は時間が来ると「早いなー」と言いながらも
「また明日forestで遊ぼうね」と
こっちがちょっと寂しくなるくらいの
引き際の良さ😂(笑)
1対1で30分過ごしたことが
「一緒に遊べて嬉しかった」という
Sくんの強化子になっていて
場面の切り替えが上手くできたり
思いをすごく素直に表現してくれる
素敵な行動に繋がっているのかな、と
応用行動分析の研修のことを思い出しました
これからもスタッフレンタルチケット制度を
続けていきたいと思いましたし
日々の子どもたちと関わる時間の中でも
自分にできることはないか
模索していきたいと思います🫡