Image
Image
Image
Image
LIFE
くらしの様子
2024年10月22日
【forest】スタッフレンタルチケット

 

 

こんにちは!

forestの溝淵です🐅

 

 

Le-Lianのスタッフは月に1回

松山東雲大学の先生をお招きして

子どもたちの発達の特性や

正しい支援の仕方について

専門的な知識を学ぶ機会を設けています📚✍🏻

 

 

何ヶ月か前の研修の際に

「応用行動分析」というワードが出ました

 

 

 

例えば

「遊んだ後に片付けをしたら褒められた」

という場合は片付けをするという行動の後に

褒められるという良いことが起きてますよね

 

 

この良いことというのが「強化子」です

 

 

逆に

「おもちゃを投げたら怒られた」

という場合は行動の後に嫌なことが起きています

 

 

この嫌なことが起きることで

その前の行動(おもちゃを投げる)が

起きにくくなることを「弱化」と言います

 

 

ここで重要なのは子どもたちにとって

強化子となることは異なるということです

 

 

中には「怒られる」ことが

かまってもらえる、注目してもらえるという

強化子になっていることもあるかもしれません💦

 

 

なので望ましい行動を増やすためには

何がその子にとっての強化子となるのか

ということを見極めることが大切です👀!

 

 

この研修を受けるなかで

forest🐿の子どもたちにとっての

強化子ってなんだろう…🤔を

forestスタッフみんなで考えてみました

 

・好きな遊びができる

・注目してもらえる

・しっかりと話を聞いてもらえる

 

 

などなど他にもたくさん出たのですが

今までを振り返ってみると

1日のなかで子どもたちひとりひとりと

じっくり関わる時間ってそんなに

取れていないなぁということに気づきました😱

 

 

学校がある日は特にです

 

 

しかも学年が上がるにつれ下校時間も短くなるので

その分事業所で過ごす時間も限られます😭

 

 

そんな中でも子どもたちに目をむけたり

話を聞いたりと私たちなりに

努力しているつもりなのですが

果たして子どもたち自身がそれを

キャッチしてくれているかは分かりません💦

 

 

そこでforestスタッフでの話し合いに

出てきたのが「スタッフレンタル」という案です💡

 

 

普段から活動の中でノルマをクリアしたり

対戦方式で1番になったりした時に

「選べるチケット」というプレゼントを

設定している日があって

助手席チケットやおやつ10円UPチケットなど

好きなものをみんなが選べるご褒美を用意しています✨

 

 

 

そのラインナップに新しく加わったのが

スタッフレンタルチケットというもので

現場の状況によるのでいつでも

自由に使えるわけではないのですが

「好きなスタッフを1人選んで30分間独り占めできる」

という内容になっています👏🏻

 

 

出来ることは特に決めていないので

一緒にボードゲームをしても良いし

ただそばにいておしゃべりをするだけでもOK🙆🏻‍♀️

 

過ごし方はみんなに決めてもらいます😊

 

 

まず子どもたちにこのチケットが

欲しいかどうかアンケートをとってみると

その場にいたほぼ全員が「欲しい」と

手を挙げていたのにびっくり😳

 

 

そして今月、3年生のSくんが

forest初のレンタルチケットを使いました👏👏

 

 

Sくんはチケットを手に入れるために

それはもう意欲的に活動に参加してくれましたし

集中力も素晴らしかったんです✨

 

 

 

やりたいことはすぐに決まっていて

「俺んちで一緒にゲームしよ!」でした🎮

 

 

お母様にお話をしてみると快く対応してくださり

30分間一緒にお家で過ごしました

 

 

forestで見るSくんとは違った一面が

見られたことも嬉しかったですし

なにより帰るギリギリまでずっと

「今日来てくれてありがとう」と

喜んでくれている姿に

スタッフレンタルチケット制度を

やってみて良かったと思いました☺️

 

 

たまーに「終わりたくない」

「帰りたくない」の言葉が出るSくんですが

この日は時間が来ると「早いなー」と言いながらも

「また明日forestで遊ぼうね」と

こっちがちょっと寂しくなるくらいの

引き際の良さ😂(笑)

 

 

1対1で30分過ごしたことが

「一緒に遊べて嬉しかった」という

Sくんの強化子になっていて

場面の切り替えが上手くできたり

思いをすごく素直に表現してくれる

素敵な行動に繋がっているのかな、と

応用行動分析の研修のことを思い出しました

 

 

これからもスタッフレンタルチケット制度を

続けていきたいと思いましたし

日々の子どもたちと関わる時間の中でも

自分にできることはないか

模索していきたいと思います🫡